NAOSHI氏自身の自画像『Self Portrait=セルフ・ポートレイト』が元となったSPリングのカスタムバージョン。デザインの元となっているのは般若だが、本来の般若は嫉妬や怒り、恨みなどのこもった女性の顔を指すのに対しSPリングは顎鬚があり、これは男性の顔、延いてはデザイナーであるNAOSI氏自身の顔を指している。

従来のSPリングと大きく異なるのはそのインパクトからも分かるようにピストン（車やバイクの心臓部であるエンジン内にある重要かつ象徴的なパーツで、モーター・シーンで多用されるアイコン。）を咥えている事である。単にピストンパーツを足したのではなく、咥えさせた時のリングとの比重、着用時のバランスを考えぬいた設計となっている。SPとピストンを組み合わせる事により「怒りが原動力」を表現した作品となっている。

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