Lowry Family Collection

ターコイズは採掘される鉱山により様々な表情をしています。

ここではアメリカ大陸をメインにターコイズを採掘している鉱山をご紹介。
現在ではすでに枯渇し閉山してしまったものも多く、
手に入れることがきわめて難しい希少価値が高いターコイズなどもあり
ナチュラルターコイズの希少性をお解りいただけます。

Turquoise

地質学者から宝石商、鉱山労働者やヒーラー、古代文化から現代のコレクターまで、世界中の人々は長い間ターコイズに魅了されてきました。特にアメリカ西南部の先住民にとっては、この〈空の石〉は健康と幸福のための古代からのお守りであり、何世紀にも渡って儀式と日常両方の宝石や彫刻、そして陶器に組み込んできました。

現在、消費者に渡るほぼすべてのターコイズはアメリカを通じて販売されています。特にアメリカ南西部は最高かつ最も豊富なターコイズの生産に恵まれた地域です。この地域は、ターコイズを一つの文化的アイコンとして世界中に広げるべく、先住民達の精神的な価値、美的感性、芸術性が現代の鉱業及びマーケティング手法とうまく交わり合い共存している場所です。

Turquoise Mine

鉱山で発掘されているターコイズ。
多くの鉱山はすでに閉山され、二度と採掘されない場所のターコイズも数多くあります。
ここでは分かりやすく5段階でランク分けをしてご紹介。
☆の数が多いほどレアで希少なものとなります。

1Blue Diamond [ Nevada ]

★★☆☆☆

1950年代後半に採掘が始まり、1980年に閉山。ネバダ州のオースティンの南にあり、とても硬い薄い青色から濃い青色のターコイズを産出しました。採掘量が非常に少ないいわゆる “hat(帽子)mine”です。この鉱山のターコイズは、ターコイズとしては珍しく大きな固まりで地層から出たそうで、鮮やかなブルーに囲まれる曇った模様が特徴で、その黒い模様が必ず入ります。ストーミィマウンテンと、その渦巻きのような煙った色の模様がよく似ています。

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2Blue Gem [ Nevada ]

★★☆☆☆

ネバダ州。800フィートの地下に鉱山が存在する原石はかつて、ルースを大量生産する宝石細工師に多く販売されていた。20世紀初頭のジュエリーの多くには、完璧な楕円・丸・四角にカットされたブルージェムが使われている。ハイクォリティのものは美術館やコレクター所蔵のものが多い。※現在閉山

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3Carico Lake [ Nevada ]

★★★☆☆

1909年、ネバダ州ランダー群の干しあがった湖の底から発見された。現在も採掘は続いているが、冬が厳しく人里離れたところに位置した鉱山なので1年のうちに限られた時期しか採掘されない。銅に亜鉛が混ざって黄緑色に発色する。

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4Fox [ Nevada ]

★★☆☆☆

ネバダ州。かつてネイティブアメリカン達によって採掘が行われたと言われている。1914年に最初の採掘が行われてから鉱山は何人かの手に渡り、1941年ドウェル・ワード氏によりFOXの名がつけられた。同州で最も採出量が多い。カラーは様々だがベージュのマトリックスが入ることが多い。

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5Indian Mountain [ Nevada ]

★★★☆☆

ネバダ州ランダー郡にある鉱山。1970年ショショーニ族の羊飼いが転んだ時に発見された。坑道はクレセントバレーの東西46マイル(約76キロ)にも及ぶ。一般的にベージュのマトリックスが多いが、 濃い焦げ茶から黒のものはグレードが高い。※現在閉山

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6Lone Mountain [ Nevada ]

★★★☆☆

ネバダ州。かつてはブルージェイターコイズと呼ばれていた。1970年に最も多く産出されている。ローンマウンテン以上のターコイズはランダーブルーしか存在しないと言われるほど。その価値は、産出量が少ないことと、変色や色落ちがほとんどしない質の高さに基づいていると言える。※現在閉山

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7Nevada Blue [ Nevada ]

★★★☆☆

ネバダ州にある小さな鉱山多くは産出されないため流通量が非常に少ない。鉱山に行くことさえ難しいと言われている。薄いブルーから濃いブルーまで様々で、ハイグレードのものには均等に茶色のスパイダーウェブが入っている。LFCではそのハイグレードのネバダブルーがそろっている。※現在閉山

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8Number 8 [ Nevada ]

★★★☆☆

ネバダ州北東部で1925年に発見され現在は閉山されている。淡いスカイブルーに金色に近い茶色マトリックスが入ったものが多いが、濃いブルーのものも存在する。ウェブのカラーや形成が特徴的なため、他の種類のターコイズと比較的識別しやすい。※現在閉山

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9Orvil Jack [ Nevada ]

★★★★☆

ネバダ州北部。この鉱山の名前は発見者であり採掘者であるオービル・ジャック氏の名前から付けられました。人名から鉱山の名前を付けるところは他にもありますが,オービル・ジャック氏はその偉業から尊敬に値する人物です。ブルーにスパイダーウェッヴのターコイズやレモン色のターコイズもとれますが、この鉱山で一番価値のあるものは、亜鉛により造り出される黄緑色のターコイズで、とても珍しい希少価値が高い石となっています。「クレセント・バレー・ターコイズ」とも呼ばれます。

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10Red Mountain [ Nevada ]

★★★☆☆

ネバダ州中央東部、Cortez(コルテス)地方のRed Mountain(レッド・マウンテン)鉱山から産出されます。石の色目は、濃いブルーから明るいブルーが一般的で、稀に淡いブルーグリーンもあります。複雑で細かなSpider-web(スパイダーウェブ、クモの巣)状のマトリックスがはいり、その色は赤錆色が一般的です。その為に、この名前が付けられたという説があります。稀に、濃い焦げ茶のマトリックスや、赤錆色だがマット名地図状で比較的広い面積のマトリックスがはいる物もあります。

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11Royston [ Nevada ]

★★☆☆☆

ネバダ州にある3つの鉱山をまとめた総称である。柔らかい石なので取扱いには注意が必要。水分は厳禁。第二次世界大戦前にティファニー社がロイストンを利用したジュエリーを生産している。深いグリーンから鮮やかなブルーまでカラーは様々。茶色いマトリックスが入る。

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12Stormy Mountain [ Nevada ]

★★☆☆☆

ネバダ州。黒いマトリックスが嵐を呼ぶ雲のように見えることが名前の由来。硬度が高いため美しく光るのが特徴。色はブルーダイヤモンドともよく似ている。マトリックスがほかのターコイズと比べ力強い印象を受けるのでインディアンジュエリーとの相性は抜群だ。

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13Bisbee [ Arizona ]

★★★☆☆

アリゾナ州、ビズビーの銅発掘作業場で副産物としてターコイズが発掘される。市場に出たのが最も早い歴史の深いターコイズ。鮮やかで深い青色に紫がかかって見えるのが特徴。独特の霧がかったようなマトリックスが入ったものもありスモーキービズビーと呼ばれている。※現在閉山

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14Kingman [ Arizona ]

★★☆☆☆

アリゾナ州。1970年に一度閉山し2004年9月に採掘が再開。グリーンがかったブルーから濃いめで透明感あるブルーまで幅広くある。スリーピングビューティと成分がよく似ており、明るいブルーのものはそれと酷似している。ナゲットの状態で流通することも多い。1970年代のターコイズはレア度が高く★4の高評価。

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15Morenci [ Arizona ]

★★★☆☆

アリゾナ州グローブ近郊の巨大鉱山。発色がよく比較的安価であったが2011年8月頃閉山されたため今後価値が上がるターコイズといえる。マトリックスが殆ど入らずパステルカラーのブルーが特徴。ニードルポイント、インレイによく利用されている。※現在閉山

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16Sleeping Beauty [ Arizona ]

★★★☆☆

アリゾナ州。60年代から70年代初頭にかけてハイグレードのものが多く産出された。バイライトのマトリックスが特徴的で磨くと銀色に輝く。銀模様の入ったものは非常に高価で価値が高いと言える。そうでないものは水の流れのように見えるウォーターウェブが美しい。

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17Turquoise Mountain [ Arizona ]

★★☆☆☆

アリゾナ州中北部とネバダ州の州境近くの鉱山で、キングマンの鉱山と並んでいるがそれぞれ特徴的であるため2つは分けて考えられている。色目、マトリックスともに見た目のバリエーションが幅広い。中央に濃いブルーをもつものをバーズアイと呼ぶ。1980年代に閉山。バーズアイは★4。※現在閉山

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18Manassa (King's) [ Colorado ]

★★☆☆☆

コロラド州。金を探し求めてやってきたキングファミリーによって発見されました。ブルーグリーンからグリーンに茶色や金色のウェブを成さないマトリックスが入っています。グリーンのものが非常に人気で、ハイグレードなものは陶器を思わせるような透明感があります。

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19Tyrone [ Arizona ]

★★☆☆☆

ニューメキシコ州。1980年代初頭に閉山。鮮やかなブルーで堅く透明感が高い。ゴールドや茶色のマトリックス。ニューメキシコで採れるターコイズで最も青いと言われている。産出量が少ないため現在の流通量は非常に少ないがLFCでは数多く取り揃えている。※現在閉山

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20Egyptian

★☆☆☆☆

産出地エジプト。紀元前3000年頃より採掘され、王族の装飾品に用いられた歴史ある産出地。トルコを経由し地中海地方へ持ち込まれたことから、トルコ石と名付けられた。一般的に透明度が高く耐久性があるのが特徴。

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21Persian

★★☆☆☆

イランで産出されるターコイズ。クラシックな美しさと彩度が高く評価され、インディアンジュエリー以外の宝飾品にも多く使用される。アンクシャタリ・バーカネー・アラビの三等級に分けられていて、ペルシャ人がマトリックスの入らないものを好んでいた為クリアなものが高価とされる。

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Lowry Family Collection(LFC)
ロウリー(ファミリー)・コレクション

〈LFC(ロウリー・ファミリー・コレクション)〉は、ターコイズ界の第一人者であるジョー・ダン・ロウリー氏がプロデュースするハイクオリティのターコイズジュエリーです。 ジョー氏は多くの博物館のターコイズに関する資料の監修・鑑定を行っており、また自身でもアメリカ合衆国ニューメキシコ州アルバカーキ市にて「ターコイズ・ミュージアム」を主宰。 LFCでは、至極の技術を持つアーティストと共に製作したターコイズジュエリーを、石のカラット数やグレード、アーティストの細工の内容等に見合った価格で販売しています。

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